茶葉を掬うための、ちょうどいい茶匙
袋の奥まで届く長さと、一人分の茶葉を自然に量れるかたち。
中国茶や煎茶道で使われる茶則を着想に、
工業デザインの合理性と木の温もりを合わせ持つ、
日々のお茶時間に寄り添う茶匙です。

茶葉を掬いやすい長さ
市販の茶葉は袋や缶に入っていることが多く、短い茶匙では最後まで掬いにくいことがあります。
袋の奥まで自然に届く長さと、扱いやすいバランスを追求しました。

一人分を量れるかたち
煎茶一杯分、およそ2.5gの茶葉を基準に設計。
毎回計量することなく、自然な動作で一人分を量れるよう、容量や形状を整えています。

茶則から着想を得たデザイン
中国茶や煎茶道で用いられる茶則の美しい機能性を現代の暮らしへ。
無駄を削ぎ落としたシンプルな形は、茶葉を掬いやすく、茶器へ移しやすい佇まいです。
最小限の加工が生む質感
形を複雑にするのではなく、必要な加工だけで仕上げました。
木そのものの表情や手触りを残しながら、静かで温かみのある道具を目指しています。


仕様
| 素材 | 天然木(樹種:楢) |
| サイズ | W25mm × H140 mm× D7.6mm |
| 容量 | 約2.5g(煎茶の目安) |
| 生産地 | 日本 |

DESIGNER’S NOTE|デザイナーより
この茶匙は、特別な道具をつくろうとしたものではありません。
毎日お茶を淹れる中で感じた、小さな不便を少しだけ心地よくするための道具です。
手描きのスケッチを重ね、厚紙で何度も形を確かめ、職人さんと加工方法を検討しながら、少しずつ形になりました。
量産品のような合理性と、手仕事のような温かさ。
そのどちらでもない、「量産と手仕事の間の、ちょうどいい」を、この小さな茶匙に込めています。
